夕立に笑われて

日頃の気づきをつらつらと。

「幸福度」を測る指標。どうすれば人は幸福になれるのだろうか?

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突然ですが、今皆さんは「幸福」ですか?

 

辞書でその意味を調べてみると、

 

- 心が満ち足りていること。

  恵まれた状態にあって、楽しく感ずること。-

 

と出てきます。

 

 

 

お金持ちは本当に「幸せ」か?

 

 

ですが幸福の指標となるものは、当然ながら人によって異なります。

 

 

 

お金、友人、恋人、家族、旅行、豪華な食事、勉強etc....

 

 

 

その人の幸福は、その人生まれ育った環境や境遇、自分を取り囲む人間関係など本当に多様な要因が存在しています。

 

 

たとえば、わかりやすいお金を例にとってみましょう。

 

「人は、お金を多く持てば持つほど幸福度は下がる」なんて言われていますが、実際のところどうなんでしょうか?

 

実際に幸福度と年収の関係を示すグラフがあります。

 

 

それがこちら。

 

 

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ご覧の通り、年収が800万円を超えた時点で幸福度の上昇グラフは横ばいになっていきます。

これは米国の「幸福度調査」での回答結果でも同じなのですが、米国で年収7万5000$、日本では800万円を超えると一般的に幸福度の上昇は横ばいになるといわれています。

 

 

例えばですが、月給が10万円しかない人が翌月の給料が11万円になると知るとものすごくうれしいと思いますが、100万円の人が101万円になってもおそらく気づかないレベルでしょう。

 

 

加えて、もしお金が増えてしまった場合。

これまで月給50万円だった人が、毎年一回の家族での海外旅行や毎月の家族での外食、子どもの習い事などにバランスよくお金を使っていたとします。

 

 

しかし、月給が80万円になって収入が増えると、年に出かける海外旅行の回数を増やしたり、毎月の外食を高級なフレンチにグレードアップしたり、こどもの習い事の回数を増やそうと試みたり。

 

これまでの生活で頭を抱えなくてよかったことに神経を費やせねばならず、均衡のとれていた生活に少しずつズレが生じたりしてきます。

 

 

反対に、貧困故に学校にも満足に行けない途上国などの子供は、習い事よりもまず鉛筆と紙を欲しいと願います。

そして、青空教室でもボランティアでも、「勉強をしたい」と願っていた彼らにとっては新たな知識と発見の連続の瞬間は、代えがたい幸福を感じられる瞬間ではないでしょうか?

 

 

 

あなたの「幸福」はどこにありますか?

 

 

それではみなさんの「幸福」を感じられる瞬間は、いつ、どこで、誰と、何を、どうやって、過ごしている瞬間ですか?

 

 

このことについてぼんやりと考えられている瞬間を、ひょっとしたら一息つける瞬間として幸福に感じている方もいるかもしれませね。

 

 

ちなみに僕は「お米」大好きなので、炊き立てのご飯を食べている瞬間が一番幸せです。(笑)

あれ以上の幸福に勝るものは僕はないって思ってます(個人の価値観です)

 

 

 

「幸福」の程度を少し下げてみませんか?

 

 

最近は「インスタ映え」やSNSの発達で、「自分が今これだけ幸せなんだよ!みんなみて!」という瞬間で溢れていると思います。

 

 

そうなると、どうしてもその手のひらサイズしかない画面越しに「あの人はいいなぁ、うらやましい」という感情が芽生える人もいるかもしれません。人間だもの。

 

 

SNSの発達で、まだ見ぬ世界への憧れや最新の情報が日常にあふれるようになりました。

 

 

社会の構造も、ビジネスの世界でさえもそうした「インターネットの世界で完結する世界」に少しずつシフトしているような気がしてなりません。

 

 

僕はその世界全体を否定するつもりは毛頭ありませんが、今後「SNS貧困」と呼ばれる人たちが増えていくのは間違いないと思います。

 

 

だからこそ、SNSで他人の楽しそうな瞬間を見て「うらやましいなぁ、自分には無理だ」なんて悲観的な気持ちにはならず、自分らしさを見失わないでほしいです。

 

 

 

SNSは正直疲れます。

 

 

 

他人の旅行シーンを最初は羨ましんだりしていた僕ですが、最近は一周回って毎日何気なく過ごせているワンシーンでの小さな発見に幸福を感じれるようになりました。

 

 

 

みなさんの人生は、皆さんの掌の画面の中で完結する物語ですか?

そんなのさみしくないですか?

僕はさみしいと思いますし、もったいないとさえも思います。

 

 

 

今夜の天気はどうでしょう?

 

 

澄んだ世界が広がっているなら、スマホを置いて星空でも眺めに行ってみませんか?

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