「内定式」に出てきました。
台風25号の影響で、開催が心配された内定式だったのですが、なんとか朝一の飛行機が飛んでくれたおかげで、昨日内定式に出席してきました。
人生最初で最期の内定式。
服装指定が全くなく、しかも「スーツ以外で来てください」という文面まであったため(笑)、少し綺麗目なジャケットスタイルで念のために出席しました。
会場に着くと、同期が数百人いることを知り、僕の中学時代の全校生徒数よりも多い同期と、これから切磋琢磨できるといいなぁなどと考えたり。
しかし、そんな多くの同期に囲まれている中で、四国からの採用は僕を含めてわずか2名。四国組は、全体の採用数で見ても1%にも満たない。
「どこから来たの?」という質問に、愛媛だよって答えると、必ず最初「愛媛?!」とビックリされるもう僕の中では定番になった受け答えをしつつ、四国のみならず地方採用の同期の数の少なさを、内定式を通じてまざまざと感じたりしました。
その後、内定先の社長より事業概要や売上推移、今後の展望などを拝聴。
その後、内定通知書も無事にいただき、改めて春から社会人になるんだなぁということを実感しつつ、大学生活を見守ってくれた両親に少しは恩返しが出来たのかなと思ったりもしました。
内定式の後は、懇親会では同期数百人が一同に介しての立食パーティ。
多くの先輩社員や、グループ会社の執行役員クラスの方ともお話しさせていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。
東京への日帰りということもあり、かなり体力的にはきつかったのですが、愛媛に帰る復路便にのるための地方組が乗った送迎バスの中でのこと。
バスを降り際に、役員の方から
「これからは地方の君たちこそが、日本を変える原動力となってほしい」
と、昨日一日で最もパッションのこもったお言葉をいただきました。
東京はやっぱりおっきくて、人も、情報も、カネも、毎日目まぐるしく行き来している。
台風が去り、秋晴れと蒸し暑さが戻ってきた今日。
愛媛で生まれ育った僕は、これからどんなキャリアを描けるだろう。
「就活ルール廃止」は必要悪なのか?
先日、こんな記事を見つけた。
「就活ルール廃止」
そういえば数か月前、経団連の中西会長がこう発言し、各界から賛否がとびかっていたことが記憶に新しい方もいるかもしれませんね。
僕もつい数か月前までは就活生だった身。
まったくもって他人事ではないので、ついつい最後まで読んでしまいました。
日本ほど、ここまで大卒の新卒一括採用が根付いている国は他にはないと思います。
年齢も、性別も、育ってきたバックグランドも違う僕たち。
しかし、就活のシーズンになると、未だにみんな同じようなリルートスーツに身を包み、エントリー解禁の瞬間をパソコンの前で待ち構えて、一斉に複数の企業にエントリーを開始します。
そして面接に向かうと、
「これまでの学生生活で頑張ってきたことは何ですか?」
企業によってはこのような質問を、集団面接で全員に一人ずつ聞いたりするらしい。
(僕は集団面接というものを経験したことがないので、あまり勝手なことは言わないでおこうと思う)
しかし、厳密にこの就活解禁・採用面接解禁ルールを守っている企業が多いかというと、実際は水面下で学生の獲得合戦に向けて企業側もあの手この手を使って、早期に獲得しようとする動きが近年はさらに顕在化しているように感じます。
政治レベルで、就活の前倒し、後ろ倒しが政策として実行されてきた過去もありましたが、企業数の数だけ採用戦略があり、それがネットの力で拡散力を伴っている現代だからこそ、一概に統一するのは厳しさを増しているのも事実ではないかなと思います。
そんな形骸化していた、日本の就活市場において、僕は中西会長の「就活ルール廃止宣言」は英断であったと純粋に感じました。
近年では、「新卒通年採用」など中途採用も含めたて、1年を通して採用に力を入れる企業も少なくありません。
実際に僕が内々定をいただいたとある企業も、通年採用を実施している企業であったし、加えてグローバルに事業を展開している企業でもありました。
実際、そこの企業は従業員の4割近くは外国籍でした。
外国籍の人材が多い企業というと、メルカリの今年の新卒採用戦略は世間を驚かせましたよね。
フリマ市場拡大に向けて、グローバル市場を取りに行くメルカリにたいしては賛否両論がこれまた起こっていましたが、現に日本の企業でもこうした、「 "純ジャパ" ではなく優秀な外国の若者を採用したい」というニーズが徐々に高まりつつあるのは事実でしょう。
もちろん、これまで通り、就活時期が近づく3年生の夏ごろからインターンシップへのエントリーをはじめ、4年生前の春休みから企業説明会に出向き、エントリーシートを複数の企業に提出し、就職面接に臨むというスタイルを否定はしません。
それがこれまでの日本の就活市場の土台であり、スタンダードを築いてきたからこそ、僕が冒頭で紹介したような記事の議論が巻き起こるのだと思います。
大学側からも、この就活ルールの廃止案に際し、「学業面がおろそかになる」という否定的な意見が出るのもうなずけます。
しかし、就活市場の主人公は、あくまで就活生自身です。
これまでも、ニュースや新聞でこの「就活論議」について有識者の方々が議論をぶつけていましたが、実際に就職活動をしていた当時の自分が、「どれくらい就活生のリアルを把握できているのか」という観点で話を聞いていると、どうもその当事者視点が抜けている外野の意見が多かったように感じました。
しかし、政治や大学間でルールがどうこう言っている間にも、実際に優秀な人材は海外からもどんどん国内に新卒枠で入ってきています。
これは自分が選考を受けた企業が実際にそうであったから、肌感覚で自信をもって話せます。
この「就活ルール廃止」はすなわち、就活市場の「学生の "超早期採用" 」を意味することにもなります。
企業によっては、優秀な学生を1年生の段階から囲い込みたいという動きが出てくるはずだし、企業もこれまで以上に自由な就活マーケットに躍起になるのではないかと思います。
つまり、実力のある学生ほどこれまで以上に早い段階で企業の目に留まりやすくなりますよね。
「あなたが学生時代に頑張ってきたことはなんですか?」
この質問を受けている瞬間にも、すでに早期採用の学生によって採用枠の8割が埋まってしまっている可能性だって、これからますますあり得ます。
大学生活は、サークルやアルバイトで多くの友人とたくさんの思い出を作ったり、旅行に行って世界を知ったりと、とっても貴重で、かけがえのない素晴らしい時間だと思います。
だからこそ、大学生活をこれから社会に出る準備期間としてとらえるのであれば、自分の「武器」を磨いて、1年目から戦えるだけの戦闘力をぶち上げておく必要もあるのではないかなと僕は思います。
これからますます多様化・多国籍化する就活マーケット。
こうした「マーケットの変化」に対するアンテナだけでも、張っておいて損はないのではと思います。
外野の議論が活発になっても、主人公である自分自身は見失わず、面接官に「選ばれる」と肩に力を入れずに、俺が・私がこの会社を「選んでやる」くらいの気概で臨めるといいですね。
今日はそんなことを思ったりしました。
その他の就活関連の記事はこちらからもどうぞ!
ブログを始めて4ヶ月がたったよ。
みなさんおはようございます!
昨日入社式、内定式があった皆さんおめでとうございます。
僕も今週末に都内で内定式があるということで、いまからとてもドキドキしています。
さてさて。
僕もブログを始めて、もうすぐ4か月が経とうとしています。
新人のブロガーさんが脱落するという3ヶ月の壁をなんとか超えました(笑)
「ブログは継続することが大切!」とよく言われるので、とりあえず僕は思いついたことをつらつらと書いています。
なので、そこまで負担もなく楽しくブログを書いています✏️
こんな僕のブログを訪問してくださっているみなさん、ありがとうございます🙇♂️
好きなことばかり書いている僕のブログですが、「どのくらいの方が実際読んでくれてるの?」ということは、書いている僕としても気になるところです。(笑)
ということで今日は、これまでのブログ活動のアクセス報告等と、そんな中でも人気の記事5選をご紹介したいと思います。
どれくらいアクセスがあるの?
はじめに、ざっくりと月ごとの投稿数とpv数をご紹介。
9月末までの投稿数: 62記事
総pv数: 6,745pv
6月: 10投稿 (1,628pv)
7月: 7投稿 (895pv)
8月: 19投稿 (2,539pv)
9月: 26投稿 (1,683pv)
ざっくり書くと、こんな感じ。
僕はよくブログで聞く、SEO対策とかもせず思い付きで書いているだけなのですが(笑)、現在1記事あたり109pvほどのpv数を皆さんからいただけております。
こんな僕のブログに訪問いただき、ありがとうございます<m(__)m>
とはいいつつも、先月は投稿数を増やしたのですが、1記事あたりのpv数は落ちてしまいました…トホホ
でも実は理由は明確で。
ブログを始めた初月は新人ブロガーさんとしてピックしていただきアクセスが伸び、8月はたまたまFacebookでシェアしたブログがそこそこウケたからだと解釈しています。
どの記事が多く読まれていたの?
そんな僕の好き勝手に書いているブログですか、中でも特に多くの方に読んでいただいていたブログをご紹介したいと思います!
1位:「ゆとり、就活やるってよ」619pv
このブログは、僕が初めて書いたブログだったんですが(笑)。
実は、はてなブログさんより「新人ブロガー」としてピックいただいてから、とっても多くの方に読んでいただき、びっくりしたのを覚えています。
2位:「春からリクルートで働きます。」401pv
これは僕の進路が決まったことと、これまで抱えてきたオモイetc...をつらちらと書いたブログでした。
学生生活の中で大きな決断の一つでもある「就職活動」について、僕なりに感じたことも書いたりしてました。
3位:「就活の本質って何だろう。」388pv
こちらも就活系の記事でした。
就職活動の中で感じた、「日本の就活システム」についての違和感を記事にしています。
4位:「地方学生と都会の学生の違いって、何だろう。」309pv
この記事は、僕がアメリカから帰国後数か月間だけ都内で働いていた時に感じた、都会と地方の「学生の違い」について書きました。
将来の選択についてや、生まれ育った土地や風土についても書いたりしてます。
5位:「日常会話レベルの英語力を、"留学ゼロ"で身につけるために」296pv
これは、僕がアメリカで1年間就業するまでに実践していた英語学習法について書きました。
僕の中では、「留学に行かなくても英語は話せるようになる」という絶対的な確信があるので、その実践ベースで記事にしてます!
最後に
今回は、これまでのブログ活動の報告と、多くの方に触れていただいた記事をいくつかご紹介しました。
アクセスが多かったのは、就活系の記事が多かったです。
僕も就職活動をしていて思うところはいろいろありました。
学生生活の大きな山場でもある就活において、僕が実際に感じたことを1人でも多くの方に読んでいただき、何かを考えるわずかでもきっかけとなってくれると嬉しいなと思ったりしてました…!
一方で、最近は旅行系の記事や愛媛県を紹介する記事などが多かったように思います(笑)
統一性がない言われればそれまでなのですが、好きなことをつらつらと書いているだけなので悪しからず…!
今後も、大好きな地元の紹介をはじめ思いついたことをつらつらと書いていこうと思いますので、もしよかったらのぞいてやってください。
就活の本質って何だろう。
昨日、「未来起業家交流会」なるものに参加してきました。
僕の出身大学で開催されたイベントで、参加者は大学生が15名ほど。
イベントのタイトルのように、起業家志望の子たちが多く集まるイベントかと思いきや、参加者の半数近くが「これから就職活動です」という学生さんでした。
僭越ながら、スピーカーという立場で参加をさせていただき、これから就活を控えた地方大学生の現状をヒアリングすることができました。
そこで上がった1つの質問。
「今、大学3年生で来年には就職活動が控えています。今からとても不安です。
就活まで何か新しいことを始めた方がいいですか?」
これは僕にとっては、最も難しい質問でした。
ここで一番やってはいけないのが「就活マウンティング」。
つまり、自分の就活体験記をもとに「俺はこうしてうまくいったから、君もこうするべきだ」ってやつです。
「先輩にキャリア相談頼んだんだけどマウンティングされた」みたいな話を時々僕も聞きますが、不安な学生と頼られる先輩はそもそも別の人間です。
「僕・私のやり方でうまくいった=君もこうした方がいいよ」
この関係式は、「就活」という点において僕の中では絶対に成り立ちません。
またこの類の回答は、質問者への本質的な回答でもありません。
これから就活を控えた20卒の皆さんの中には、就活に漠然とした不安を抱えている人もきっとたくさんいると思います。
今回は、そんな20卒の学生さんに対して、僕の就職活動の失敗談と、そこから学んだ「就活」への向き合い方についてお伝えできればと思います。
第一志望の企業に祈られる。
はい、早速すみません。
タイトルにもあるように、僕は当時第一希望だった企業からお祈りメールをいただきました。
当時は「どうして…」という絶望的な気持ちになりましたが、今振り返ってみると選考で切られても仕方がなかったかなって思います。
僕の中で大きな反省点は次の2つです。
①中身が空っぽだった。
就職活動では、これまでの大学生活や取り組んできたことを、うまく言語化して面接官へ伝えることが求められます。
「留学に行ってました!」とか「学生団体の代表やってました」とか「ボランティア行ってました!」とか、色々あると思います。
僕も、学生時代の色んな活動や海外での経験など、話したいことはたくさんありました。
でも「あれもやりました、これもやりました!」って言われても、面接官からしたら「で?」ってなるわけです。
もっと細かくいうと、「君はそれから何を学んだの、何でそれをやったの?」って思うわけです。
当然ながら、面接官は当時の僕のことなんて全く知りません。
にも関わらず、経験したことをいくら話されても「何で君はそれをやったんだっけ?」っていう疑問に回答できなければ、ただの自己満の面接にしかなりません。
僕の中での面接の失敗は、すごく基本的な「自己分析」を全くできていなかったことです。
②「企業が欲しい人材」を、本気で理解しようとしていなかった。
「企業分析」「業界研究」って言葉は、これから就活を控えた皆さんにとってよく耳にする言葉かもしれません。
僕が当時入りたかった第一志望の企業は、人材領域の企業でした。
半年ほど前からお付き合いがあったこともあり、ぼんやりと「この会社で働くことになるんだろうなぁ」と選考を終えたわけでもないのに考えていました。
僕がその企業を考えていた一番の理由は、面接の数ヶ月前にリリースされた新事業にどうしても関わりたかったからです。
しかし、業務の中には「新卒すぐには関われない仕事」ももちろん存在します。
僕が関わりたかった新事業は、新卒では「まだ」扱えない事業でした。
しかし、他にも展開している事業やサービスはたくさんありました。
にも関わらず僕は、ロクに調べて行くこともせず、「扱えない事業」へのアツい想いをひたすら語っているだけでした。
アホですよね。
「企業研究」を全くできていなかった僕は、当然ながらお祈りメールをいただきました。
結局、企業が欲しい人材って?
「学生時代に飲食店でアルバイトしかしてなかったので、これから就活のために何か始めた方がいいですか?」
上記のような、「周りはいろんな経験をやってるから、自分も何か新しいことを始めないといけない」と不安を抱えている学生もいらっしゃると思います。
でも僕は、仮に飲食店のアルバイトの経験しかなくても、就活では最強の武器になると思っています。
具体例を挙げるとすると、
・飲食店で4年間アルバイトを頑張ったAさん
・ボランティアや海外留学、サークルの部長もやってましたというBさん
上記のような2人がいたとします。
一見これだけみると、Bさんの方が活動的な学生生活を送っていて就活に有利に感じるかもしれません。
では、Aさんがアルバイト先でこのような成果をあげていた場合、皆さんはどう思いますか?
ー 最近、お店の売り上げが下がっていたことに気づいたAさん。原因が、全く売れない商品Cをメニューに載せ続けていることにあるのではと考えました。そこでAさんは、店長に「この売れない商品Cの仕入れを減らして、削減したコストの代わりに人気メニュー商品Dの仕入れを増やしてみてはどうか?」と提案。結果として翌月の店舗の売り上げが10%向上。これまで廃棄していた食材を30%減らすことにも成功しました ー
仮にアルバイトの経験しかなくても、そこで自ら「課題」を見つけ、解決のための提案・仮説・検証を行って、実際に数字で結果を残したことを、しっかり言語化して伝えること。
これをしっかりと自分の中で整理できていれば、「あれもこれもやってきました!」という、いわゆる『経験武装学生』にも決して臆することはないと僕は思います。
加えて、「これから就活までの1年間の活動」に頭を抱えるよりも「これまでの約20年間の人生」に、自分とはどういう人間か?という自己分析のヒントが隠れているいうことも忘れてはいけません。
自分は「弓使い」か、それとも「ガンマン」か。
また企業も、世界に一つとして「世界60億人をまとめて幸せにする」製品やサービスを作っている企業はありません。
どの企業も「特定の誰かの不を解決するため」に商品やサービスを作り、1人でも多くの人に自分たちの持つ価値を届けようとしています。
そのサービスを使って1人でも多くの人に笑顔になってもらうことが、その企業の持つ世界に1つだけの価値であり、最強の「武器」でもあります。
僕らが自分たちにあった「武器」を自由に選べる一方で、「武器」は使い手を選びます。
大切なことは、自分にしか扱えない「武器」をしっかり見極め、なぜその武器を自分が扱うことができるのか?ということを、自分の経験と紐付けることです。
僕も第一志望の企業に祈られた後は、この視点に立ち返り、その後は一度もお祈りメールをいただくことなく就職活動を終えました。
とても納得感のある就職活動だったと思います。
自分と本気で向き合うという点では、第一志望の企業に祈られたことも自分にとっては最高の良薬となりました。
最後に
これから就職活動を控える皆さん。
不安なこともたくさんあるかもしれませんが、自分にしか扱えない「武器」を持った企業を見つけるためにも、「これからの1年間」以上に「これまでの自分の人生」に誇りを持って、人生と向き合ってみて欲しいです。
就活にフライングはありません。
みんなそれぞれ走る距離はバラバラだし、ゴールテープも全員に1本ずつ用意されています。
周りのガヤは気にせず、自信を持って就職活動に望んでほしいです!
※過去にこんな記事も書いてます。
ゆとり世代を生きてきた皆さん、ぜひ生の声を聞かせていただきたいです…!
地方学生と都会の学生の違いって、何だろう。
僕は、今地方の大学に通う4年生です。
一通り就活も終わり、今は都内と地元を行ったり来たりしながら生活しています。
ところで突然ですが、
・地方の学生さんは、どうして「今の大学」を選びましたか?
「地元が好きだから」
「地方での生活に憧れて」
って言うポジティブな選択をした人もいれば、
「大学受験に失敗した」
「都会での生活にはお金がかかるから断念した」
などの、ひょっとしたらネガティブな進学だった人もいるかもしれませんね。
・反対に、都会の学生さんはどうして「都会の生活」を選択しましたか?
「都会での華やかな学生生活に憧れて」
「難関大学に合格するために必死で勉強したから」
って言う人もいれば、
「なんとなく、小さい時からずっと都会で生活してきたから」
「大学が都内にたくさんあるから、選択した一つがそのエリアだった」
って言う人もいるかもしれません。
僕は、どちらかというと都会に憧れて、夢敗れて地方の大学に進学した人間でした。
当時はすごく悔しかったことを覚えています。
でも今回は、ぶっちゃけそのことはどうでもよくて。
皆さんは、地方学生と都会の学生の違いってなんだと思いますか?
漠然とした問いなので、解は無限にあると思うんですけど、
今回は「変えたい未来」という点について書いてみようかなと思ってます。
僕が都内と地元を毎週往復するようになって、2ヶ月強が過ぎました。
改めて実感しましたが、東京はホントになんでもあります。
人も、情報も、金も、アクセスも、おしゃれなお店も。
生活をしていて、「欲しいものが比較的すぐに手に入る」という点では困ることはあまりありません。
ふらっとカフェに入れば、おしゃれな女学生や社会人の女性が楽しそうにおしゃべりをしています。
外に出れば、平日休日を問わずサラリーマンがピシッとスーツを着こなして仕事をしていたり、イケイケのお兄ちゃんがいたりします。
きっと、普段から都内で生活をしている人にとっては何気無い光景かもしれませんが、22年間ずっと地方で育ってきた僕にとっては、2ヶ月すぎた今でも驚きの連続です。
早朝に電車に乗ろうもろなら、駅員さんに押し込められ、みんなすし詰め状態で乗車率は軽く200%超えてるだろって思う時もあります。
昼頃に乗っても、座ることは容易ではありません。
地方を一括りにできませんが、僕の育ったところでは早朝に電車に乗っても基本座れます。周りの目を気にせず新聞だって広げることができます。
路線バスも、数分おきにやってくる都会に比べて、僕の住んでる地方は数十分に1本だったり、中には1日に3本しかこない路線も存在しています。
もちろん地元にも、おしゃれな女性やビシッと決めたサラリーマンはたくさんいます。
でも特別、都会みたいに意識して見たことはありません。
僕は都内に出てくるようになってから2ヶ月間、この異なる環境で生活している学生とそれぞれたくさん会ってみて、「未来を変える視点」に大きな違いがあるのかもしれないということをぼんやりと感じています。
「社会を変えたいか」、
「地方を変えたいか」。
ざっくりいうと、この視点です。
極論チックな要素をはらむので、あくまで僕の一個人の意見として、読んでもらえると幸いです。
後半のために、社会>地方という構図で書きます。
いうまでもなく、前者が都会、後者が地方の視点です。
よく、
「関東には優秀な学生が多い」とか「学生起業家が関東・関西にはたくさんいる」とか聞きますよね。
反対に、
「地方の優秀な学生とはどうすれば会えるのか」、「地方の学生の実態がわからない」とか言われたりもしますよね。
僕は純粋に母数の違いもあると思うんですけど、一番は「コミュニティ」の差かなって思います。
先に言いますが地方にも、優秀な学生や起業家はめっちゃいます。
でもどうして、都会の企業の人はそういった学生にリーチすることが難しいのか。
それは、都会の企業の多くが「社会を革新する」ためのサービスや物を作っているからだと思います。
都会は、東京は、僕ら地方の人間からみると引くくらい便利です。
それでもなお、既存の利便性の更なる追求を求めて、テクノロジーやITを駆使して様々なサービスが誕生しています。
それを生成するための、学生コミュニティや起業家コミュニテイが多数存在します。
その問題意識を持った企業と学生は、情報の点で素早くマッチングが起こります。
では、地方の場合はどうか。
いわゆる優秀な学生と呼べれる人たちは、何をやって、何に課題を抱えているのか?
それは、「今住んでいるこの場所をもっと住みやすくしたい」とか「この地方の特産品を生かしたサービスを全国に届けたい」などの、その地元からの視点です。
この視点は、全く同じ課題・価値観を抱えた人が多数存在するというものではありません。
だからこそ、大きなコミュニティではなく個人プレイヤーや少数のグループプレイヤーが存在し、コミュニティが分散しやすいです。
僕は、地方の学生が出る杭は打たれる状態に陥ってしまうのは、こうした背景も大きな要因だと思っています。
反対に、都内の学生は母数もさることながら、多数存在するコミュニティの中で温度感を高く保ちながら自分たちを磨きあっている環境があります。
僕は、都会に出てきて、前者の「社会を変えたい」という学生とたくさん会いました。
今のままでも僕からしたら十分便利なのに、よくそんな革新的なアイデアを思いつくなと思った瞬間も何度もありました。
両者の晒されている環境は、お世辞にも同じとは言えません。
でもだからと言って、僕はどちらが優れているとか、優劣をつけれるものでもないと思っています。
最善だと思うソリューションをそれぞれが追い求め、結果として100万人の負を解決するためのサービスになるのか、たった50人の負を解決するものとなるのか。
たとえ目先の「数字」だけは異なれど、僕がこんなことをいう立場ではないですが、どちらも賞賛されるべきです。
今回は前提条件として、社会>地方という位置関係で定義したので、このような論じ方となりましたが、本来は「社会=地方」です。
話が抽象的だったため、疑問や不信感をいただいた皆さんがいらっしゃいましたら、謝罪します。
今回は、あくまで一個人の見解ではありますが、ぜひこの学生の地理的関係がもたらす関係性について、皆様からもご意見をいただけると嬉しいです。
長文駄文失礼しました!
ちなみに過去、地方就活生である身としてこんな記事も書いたりしてました。
よかったら読んでみてください!
ではでは!
春からリクルートで働きます。
春からは、新卒でリクルートに入社することになりました。
配属先や勤務地はまだ未定ですが、来年4月から日本の何処かでは働いていると思います。
学生生活の中で大きなイベントでもある就職活動を終えたということで、これまでの自分の学生生活と就職活動中に何度も行った「自己分析」とともに、備忘録として今回久しぶりに投稿しようかなと思います。
就職活動って、基本いつも「学生時代に頑張ったことはなんですか」とか「失敗した経験はなんですか」とか聞かれますよね。
振り返ると僕の学生生活って、失敗しまくりだったなと。
イベント団体立ち上げて代表やって、失敗して50万円近く丸かぶりしたこともありました。
今となっては笑い話ですが、それだけいろんなことにチャレンジできていたなと思ったり。
僕は大学受験で大コケしました。
仲の良かった高校の友人がみんな都内の有名大学に進学していった一方で、僕は地元の愛媛に残ることになりました。
サッカーばっかりやってたくせに、進学校にいるというプライドだけでレベルの高いところを受けまくり全部落ちました。
今でもあの時の感情は忘れられません。
地元に残ったおかげで、愛媛の良さを改めて再認識できたし今は生まれ育った地元の大学に進学できたことを誇りに思っています。
でもやっぱり悔しかった。
その後の僕の大学生活は、「反骨心」と「感謝」で集約されていました。
「反骨心」というと反抗的な言葉にも聞こえるかもしれませんが、僕は地元の大学に残ってから拭えない劣等感を常に感じて生活してきました。
地元は好きです。その地元の大学も大好きです。
でもやっぱり、18歳の冬に経験した紙切れ一枚で自分を全否定されたように感じる地獄のような4ヶ月間は忘れられませんでした。
大学進学後も、もやもやした感情のまま好きだったサッカーを続けていました。
転機は、2年生に進学する前に参加したフィリピンのストリートチルドレン支援ボランティア。
単身フィリピンに飛んで、現地マニラの子供達に会いに行きました。
服のない子供、道路で物乞いをする子供、昼食に小さな魚3匹を11人でシェアする家族、学校にはいけず、読み書きもできない。
言葉がありませんでした。
どれだけ自分たちの、今の自分が傲慢であるかを。
帰国直前、近所のスーパーでサッカーボールを買いました。
近くの広場で子供達とサッカーをしようと思ったからです。
30人以上の子供達と一緒にボールを蹴りました。
今でも、あの2時間は忘れられません。
サッカーが終わって子供達にボールをあげました。
子供達の中でも少し年上で英語が話せる男の子が「これでまたみんなとサッカーができる!」
めちゃくちゃ感謝されました。
サッカーボール一つで、現地の子供数十人のサッカーコミュニティができました。
何かが吹っ切れたのはこの時です。
感謝したいのは僕の方だ、自分の悩みとかちっちぇなと。
それから帰国して、僕も誰かを笑顔にできる人間になりたいと本気で考えるようになりました。
方法はわかりませんでした。
でもフィリピンで一緒にサッカーをした彼らを思い出して、とにかくなんでも思いついたらやって見るスタイルを貫きました。
それからは、
・県内企業で大学2年からインターンを始め、何もできない自分に愕然としながら食らいついて
・愛媛で学生と社会人の交流ワークショップを開いて50人とつながりができて、
・マレーシアで国際カンファレンスに出て、世界の学生との差を痛感して、
・ウェールズに飛んで現地のサイクリングチームにも所属してレースにも参加して、
・初めて地元のビジコンに参加して、物を売るということを知って優勝もして、
・学生の新年会を愛媛で開催して、80人くらい仲間ができて、
・いろんなサマーインターンシップに参加して、学歴いじめ受けたりしながらも必死に食らいついて、
・愛媛の就活にももっと選択肢を増やしたくて、エンカレッジ愛媛立ち上げやったりして、
・初めて真剣にビジネスと向き合って、事業案を銀行のビジコンでプレゼンして実際にテスト運用もやってみて、
・学生イベント団体立ち上げて、全部1から始めて半年間準備してイベント当日200人きてくれたけど50万円近く赤字被って、でも今は3期目まで大きくなってくれてて、
・気づいたらアメリカのディズニーで1年間働いていて、
そして今はベンチャーキャピタルで働くことになって日々もがきながら食らいついてて。
気づけばたくさんの方に応援してもらって、支えてくれる多くの後輩や、困ったときにいつでも指南してくださる先輩方に囲まれていました。
僕は、将来大好きな地元松山の市長になります。
美味しい海の幸と、豊富な柑橘類。
伝統ある温泉街と、豊かな自然。
温かい市民、町民の優しさ、主婦や学生の皆さんから住みやすい街と毎年高評価をいただいている松山。
松山、愛媛は全国でもトップクラスの魅力ある場所だと自負しています。
そんな大好きな場所を、今月大規模な豪雨災害が襲いました。
愛媛県での被害も計り知れないものでした。
しかし、先日参加したFC今治のボランティアにて。
多くのファンの皆様が、炎天下の中選手の応援だけでなく、被災地に向けて水やタオルといった支援物資をスタジアムまで持ってきてくださいました。
辛い時こそ、地域住民全員が協力しあって被災した愛媛の街を支える。
大好きな町民の笑顔を、これからの松山市でも同様に守っていきたいです。
大学受験の失敗と劣等感は、今は微塵も感じていません。
むしろ、地元の大学に進学できたことにとても感謝しています。
今はまだ個人の力は大きくありませんが、大学で学んだ失敗と感謝とともに、将来松山に必ず戻って僕を育ててくれた地元の方々へ恩返しをしたいです。
そのためのファーストキャリアとして、抱える課題感に対して1年目から自走出来るリクルートという会社を選択しました。
この選択をポジティブに捉えられるよう、常に課題と目標設定を忘れず、4月から精進したいと思います。
DeNAの南場会長のセッションを聞きに言ったお話。
お久しぶりのブログ更新。
月末月初って何かと忙しくなりません?
ってことでブログサボってましたすいません。
最近めっちゃ暑いですよね…
もう東京は梅雨が明けたらしく、いよいよ平成最後の夏が始まりましたね。
平成最後の夏…
それはそうと、
⇩先日こんなイベントに行ってきました⇩
「社会人お断り。」
僕のブログを読んでくださっている方々の中で、もし社会人の方がいらっしゃって不快な気持ちにさせてしまったいたら申し訳ない…!
そう、社会人は参加できない。
学生限定のクローズドなイベントに、先日僕は参加してきました。
ちなみに、学生ならびに社会人の皆さんは、"News Picks"というアプリはインストールしてますか?
ざっくりいうと、「ニュースアプリ」です。
僕はまだ学生なので、月額500円で利用しています。
毎日最新のニュースが届くので、朝の20分間はこのアプリを毎日漁っています。笑
今回は、このアプリをインストールしている学生が優先的にイベントに参加できるということで、千代田区にある会場まで足を運びました。
会場は一橋大学。
「頭のいい大学だ」くらいの情報は僕も持っていたので、緊張感をもって会場に向かいました…
このイベントの対象は、「グローバルなキャリアを描きたい学生」
各界の著名人の方々や、協賛企業の若手社員との交流を通して、これからの自分のキャリアへのヒントを得るイベントなのかなと思っていました。
僕がこのイベントに参加した1番の理由は、DeNAの南場智子会長のセッションを聞きたかったから。
※DeNA/南場会長に関しては、各自調べてみてね!
「不格好経営:チームDeNAの挑戦」という本も出版されているので、是非読んでみることをお勧めします!
そして幸運にも当選し、直接南場会長のセッションを聞くチャンスを得ました。
会場は満席。
多くの参加学生が、ノートやPCを開いて登場を待ち構えていました。
そして南場会長のご登壇。
最初は現在のDeNAの注力事業である、ヘルスケア事業についてのご紹介。
その後は、これからキャリアを描いていく学生へのセッション。
テーマは、「呼ばれない人」から「呼ばれる人」になるにはどうすればいいか?
「呼ばれない人」ってなんやねん?って思いながら聞いていたのですが、DeNAで最年少マネージャーを経験された某氏の成功・失敗談をベースにされたお話でした。
ところでみなさんは、自分の上司や先輩が年下だった時どう思いますか?
チームでプロジェクトを進める時や、学生なら部活動などで、自分より年下の人間がリーダーシップを発揮してチームを牽引していたらどう思いますか?
素直にかっこいいな、俺も私も負けてられねえって思いますか?
それとも、「あいつ年下のくせに生意気だな」って思いますか?
僕はどちらの感情も間違っているとは思いません。
自分より年下で、全国や世界レベルで活躍している人は日本に五万といます。
純粋にそう言う人を見ると尊敬しますし、めっちゃ刺激になります。
一方で、体育会系の部活出身の人とかだと「先輩絶対主義」みたいな環境で学生生活を送ってきた人も多いはずです。
そんな人たちからすると、チームで年下の仮に自分より格段に能力が高いとしても、後輩に指図されるとムカつくこともあるかもしれません。
でも、年齢ってそんなに大切かなってことを僕は書きたいです。
DeNAの南場さんのお話に戻ります。
最年少マネージャーを経験された某氏は、そんな年齢が生み出す先輩後輩という葛藤と懸命に戦った方でした。
バックグラウンドをまとめると、
・某氏が新卒ながら、めちゃくちゃ結果出して新人で唯一中途採用の面々からなるプロジェクトチームにアサインされる。
・しかもいきなり、新人にも関わらず、その中途チームのプロジェクトリーダーに任命される。
・中途メンバーも日本の名だたる大企業で結果を残してきたメンバーであり、実績も十分。
こんな感じ。
結論から言うと、この新人リーダーは結果的に最強の新人になります。
でも途中、日本特有の「自分より年下で新人のくせに、中途の自分に指図するなよ」状態に追い込まれました。
果たしてこの状況をどう乗り越えたのか?
長くなるのでここは簡潔に。
「結果を出し続けた」
これです。
そりゃ、上司からしたら、突然入ってきた新人にリーダーの立場に座られいきなり指図されるといい気にもなりませんよね。
でもその新人が、自分より常に結果を出し続けていた場合はどうでしょう?
この某氏は、一度はメンバー全員が自分のマネジメントに不満を持ってチームから離れかけながらも、その離れたメンバーの仕事も全部自分がカバーしてひたすら売上を作っていたのです。
南場さんの話によると、その某氏は日に日に顔色も悪くなっていたそうです。
しかし某氏は、たとえメンバーが離れかけていてもチームとして「結果」を出すと言うことにリーダーとして全力投球していました。
本気で頑張る姿、諦めない姿は人の心を動かします。
その後、離れていったメンバーは1人、また1人と某氏の元に戻りプロジェクトチームはその後より結束を強めていったとのこと。
その後の某氏は、ご想像の通り。
複数のプロジェクトを担当し、そのほとんどでマネージャークラスのポジションを兼任するようになる。
いち営業マンとして、DeNAに新卒入社した某氏は、営業マンとして誰よりも成果をあげ、不慣れなリーダーというポジションで先輩社員の心を失いかけても1人結果にコミットし続けチームを立て直し、最終的にはチームDeNAにとってなくてはならない存在となった。
改めて、「呼ばれない」人ってどういう人だと思いますか?
これは、結果を出せない人ではありません。
たとえば新卒社員であれば「これから結果を出すことを期待されている」段階だと僕は考えています。
つまり、まだまだ能力値として未知数の段階です。
ここでしっかり結果を出して初めて、次のステップへの挑戦権を獲得できる「呼ばれる人材」へとレベルアップします。
つまるところ、結果にどれだけこだわれるかということです。
日本では、年功序列制度が古くから根付いています。
でも、この制度は世界的に見てもかなり珍しいです。
たとえばアメリカでは、新卒でもエンジニアで1000万円を超える求人はザラにあります。
つまり、能力のある、結果の出せる人間には最初から大きな期待値と報酬が準備されています。
日本だと一般の会社員で年収1000万円を超えるには、それなりの勤続年数を求められる現場にあります。
これは、日本特有の「新卒一括採用」の風潮も関与しているとは思います。
お金の話を一例に出しましたが、これからは年齢ではありません。
日本人はよく相手の年齢を聞いたりしますが、海外で1年間働いていて年齢を聞かれた瞬間はお酒を飲むときに年齢確認をされた以外ありません。
もちろん、年配の方を敬うことはとても大切です。
それが、日本の古くからの伝統であり、慮る文化でもあると思います。
でも、いつもそういう立ち振る舞いをする必要はないと思います。
結果を出し続ける、常に貪欲になる。
僕が南場社長のお話から受け取った所感はこんな感じ。
深夜なのでつらつらと脈絡もない文章を書いてしまいました…
今日も深夜2時。
そろそろ始まるW杯でも観ようかな。