仮想通貨NEMが最近個人的にきてるから調べてみたら、想像以上にアツかった。
スポンサーリンク
仮想通貨って、皆さんは持ってますか?
昨年出川がCM出演したことで一気に一般人にも知られるようになり、多くの人の買いが殺到。
しかし、今年1月仮想通貨取引所のコインチェックから580億円の仮想通貨が流失した事件が世間を騒がせました。
その後、仮想通貨市場全体の価格も暴落し、一時の投機熱も冷めていったのかなと個人的には感じています。
僕も当時は「仮想通貨=投機的なもの」的な考えしかありませんでした。
ところで皆さんは、この580億円流失事件の時、流失した仮想通貨NEM(ネム)がどんなものかご存知ですか?
僕がこのNEMに改めて大きく興味を持ったのには、2つのサービスが関係している。
日本の政治市場に革命を起こすか。"PoliPoli"
国内で先駆的に「政治×ブロックチェーン」領域に挑戦する新進気鋭の企業として注目されている。
政治家と有権者がスマホアプリ上で政策提言や意見交換を行える政治コミュニティを作成することを目指すこのサービスは、将来的にはトークンよる個人献金システム構築実現も計画中とのこと。
立候補者にとっても政治活動には、多額の費用がかかる。
投票してもらうための、宣伝費としてメディアキャンペーン費用やスタッフの雇用、物流に至るまで。
このいわゆる「財政支援」をしてもらうには、どうしても富裕層の意見や要望を答えたいと考えるのが従来の候補者の傾向。
なぜなら、「彼らに応援してもらえない=資金が尽きる」と信用の面での影響力も低下するため。
逆に言えば、一般市民の声が届きにくいのは、この背景もある。
ゆえに日本の昨年の衆議院議員総選挙での全体投票率は53.68%と国民の多額の税金が使われている選挙にも関わらず、2人に1人しか投票していない現実がある。
しかしPoliPoliは、そうした声の届きにくい一般市民の声を届けるだけでなく、候補者の透明かつ正当な資金調達も実現できる。
海外でも類似のサービスは存在している。
地方分権・選挙・ガバナンスのプラットフォームとして注目を浴びている"COALICHAIN"だ。
不公平な選挙活動の是正と、自宅にいながらスマホ一つで投票できる特徴を持ち、現在ICO中。
選挙活動では、ロビー活動などの利害関係団体が選挙に影響を及ぼす可能性は現在も大きい。
COALICHAINのブロックチェーン技術は、そうした不透明な選挙資金の調達を是正するだけでなく、このエコシステム上のZUZトークンによって候補者の情報も可視化、改善される。
このエコシステムにより、候補者自身の情報と財務情報が候補者と有権者のプラットフォーム上で顕在化される。
「信頼」と「コミュニティ」に大きな役割を果たす。
スポーツチームに投げ銭できるサービス"Engate"。
2つ目が、本日Tech Crunch Japanで紹介された9月リリース予定のこちらのサービス。
スポーツチームとファンとを結ぶコミュニティ上でトークンの流れを作り出し、チームとしては収入源として、ファンとしても個人的に好きな選手やチームのことを「投げ銭」という形で応援できる。
この仕組みは、チーム経営に苦しむ地方クラブや経営フロント陣にとって革新的なサービスになるのではないかとワクワクしている。
僕はサッカーが大好きなのだが、サッカーだけに止まらず地元のスポーツチームは地元の住人からとても愛され、熱狂的なファンも多い。
試合会場だけでなく、休日に選手のトレーニング場に足を運ぶファンも少なくない。
そうしたファンの多くは、応援している選手やチームが試合で活躍したり勝利するとますます好きになって、そうしてたくさんのファンを獲得していく。
僕も地方クラブが、選手層でも経営面でも非常に富むチームを撃破する、いわゆるジャイアントキリングを何度も見てきた。
特にイングランドプレミアリーグ15/16シーズンの、レスターシティの優勝は本当に心から震えた。
強豪ひしめくイングランドトップリーグで、イングランド中部の小さな街をホームタウンに持つ中堅クラブが、5000年に1度と言われるほどの奇跡を起こし優勝。
かつて3部リーグ降格まで経験したチーム。
それでも諦めずに応援し続けたファンの優勝時のコメントには、本当に感動して涙が出た。
それ以来僕は、レスターシティの大ファンだ。
スポーツには、国を超えて多くの人を魅了する力がある。
そうして魅了されたファンと、彼らが応援したいと思えるチームとのコミュニティには絶対大きな可能性があると信じている。
それをブロックチェーンで実現する"Engate"には、ファンがスポーツをもっと身近に感じられる要素をとても多く秘めている。
前置きがとても長くなったが、どうして僕がNEMを冒頭で取り上げたかというと、この「政治×ブロックチェーン」と「スポーツ×ブロックチェーン」ともにNEMというブロックチェーン技術が鍵を握っているからだ。
パブリック型ブロックチェーンの特徴を持つNEMは、記録内容の改ざんが非常に難しい特徴を持つほかセキュリティの面でも非常に高い信頼性を持つ。
※ではどうして流失したのかという疑問を持つ人もいるかもしれないが、これはNEMのシステム自体に問題があったのではなく、取引所であるコインチェックのセキュリティの隙を疲れただけであって、NEMの信用が落ちる直接の原因にはならない。
またNEMは、銀行での耐久テストののち金融機関で認められた世界で唯一のプラットフォームでもある。
加えて、ネットワークも安定しており手数料も安い。
今後もFinTechの領域で、NEMの技術を利用したコミュニティ型のサービスが誕生するかもしれない。
一見、定量化が難しいとされていた政治とスポーツの世界。
この世界が、NEMとブロックチェーン技術によってアップグレードされようとしている。
今後の動向にも目が離せない!