パワハラの域がものすごい勢いで拡大している件について。
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昨日のことだ。
愛媛新聞で、とても衝撃的な記事を発見してしまった。
最近、新聞やメディアでも引っ張りだこの超有名パワーワード「パワハラ」に関する記事である。
部活動に励む生徒に対する、パワハラへの疑いに対する記事。
同じ高校サッカー経験者としても、このパワハラへの疑いはあまりにも行き過ぎているのではないか、というのが初読の感想である。
そもそもパワハラとは?
パワハラとは、「パワー・ハラスメント」の略語です。
主な定義としては、
- 主に職場の地位関係において、優位にあるものが劣位にある従業員に対して精神的・肉体的苦痛を与えること -
上記のような形で大枠は定義されています。
今回の記事は何が問題となっていたのか?
今回の記事で問題となっていたのは、
- とある高校のサッカー部員の中で
- 丸刈りになっていた生徒が複数人いたこと。
- それが顧問からの指導であったこと
- この指導の原因は生徒の校則違反や生活習慣、授業態度への怠慢から。
- この指導が「行き過ぎでは?」という
- 「匿名」での連絡があったこと
簡単に整理するとこの時系列ではないかと思う。
正直なところ、
「こんなことまで "パワハラ" だと叫ばれると顧問なんかやってられるかよ」
という、先生の気持ちを慮ると考えてしまう。
しかもそれが匿名で学校側に連絡が来ているにも関わらず、「学校側は生徒や保護者からの不満であるに違いない、申し訳ない」と改善の余地を示していることにも、なんとも言えない学校側の無力さを感じてしまう。
渦中の帝京第五高校といえば、僕も高校時代にサッカーで何度か対戦したことがある。
とても団結力のあるチームで、県内でも上位校として有名であった。
そして当時も、丸刈りの生徒は複数人いたことを覚えている。
そんな過去のチームを知っている僕からすると、「今更かよ」という気持ちは拭えない。
顧問としても、たとえ部活動の生徒とはいえ学校での生活態度や授業への怠慢が見られれば、指導もしたくなるものだと思う(なぜなら、サッカー部の顧問としても、上司から注意されるリスクもあるからだ)。
普段の授業準備や生活指導なども忙しい中、部活動の顧問活動も精力的にやっていると考えると、それは疲れやストレスも溜まるだろうし、怠慢な生徒がいれば指導の1つもしたくなるだろう。
そこで少し厳しめの指導をすれば、やれパワハラだなんだとすぐに騒ぎ立てる最近のご時世。
しかも「匿名」という、自分の身は守りながら相手を一方的に攻撃する。
これじゃノーガードのボクサーにパンチをお見舞いし続けるのと大差ない。
なんだか、先生が可哀想でならない気がしてしまう。
先生という職業は、とても難しい。
一生懸命に伝えたいことを伝えられていた時代から、周りの目を気にしながら一歩引いて伝える力などの柔軟性も求められる時代に移行している、せざるを得ない昨今。
自分がそうした、無自覚な「匿名」サイドの人間になってしまわないよう、リスペクトの念を常に持ちながら、それでも物事の是非については冷静に判断できる視点は常に持ち続けたいと思う。
今日はそんなことを考えたり。
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ではでは~!